研究で明らかになった幸せの秘密

小野寺玲

 

ここ15年ほどの間、幸せについての研究が盛んになっています。ハーバード大学、カリフォルニア大学などで活発な研究が行われ、有用な知見が数多く得られています。また、幸せについての講義は学生からも大人気で、ハーバード大学のタル・ベン・シャハー教授の講義は、学生の2割(1400名)が参加したと言われています。

 研究の中で明らかになった主観的な幸福度を高める4つの方法を紹介します。

 

1.  感謝の気持ちを表す

感謝とは、周囲の物事を当たり前だと思わず、価値を感じることです。感謝をよく示す人ほど、落ち込んだり、孤独を感じたり、嫉妬をしないということが明らかになっています。1週間に一度「恵まれていると感じること」を紙に書くことで、人生について楽観的に感じ、満足度が増し、より健康になることが分かっています。

 

2.    他人と比較しない

人は幸福であるほど、まわりとの比較に関心を払わなくなります。反対に、比較に注意を向けすぎる人は、不安を感じやすく、傷つきやすいということが明らかになっています。比較しないためには、比較のきっかけとなる状況を避けることや、大きな視野でものごとを捉えること、しがらみを捨てることなどが有効です。

 

3.    熱中できる活動を増やす

目の前のことに熱中すると、高揚感や充実感を感じ、人生全体への満足度が高まります。そのような活動を増やすためには、生活の中で自分にとって熱中できる活動を増やすのが簡単ですが、そのような活動でなくても、目の前のことに意義を見出したり、頑張れば達成できそうな目標を設けることで、熱中しやすくなります。

 

4.    親切にする

週に1回程度、何らかの親切な行動を取るように意識すると、幸福度が高まるということが分かっています。ここで大事なポイントは、自分の中で当たり前にしないことです。そのため、毎回変化をつけて、自分にとって新鮮な方法で親切な行動を取ることが重要です。

 

 

 

 人によって、状況によって、幸せを感じられる方法は異なります。全ての人、状況に合った万能薬は存在しません。色々な方法を試してみて、今の自分に合ったものを見つけられたら、きっとさらに人生が幸せになると思います。