勉強しない親ほど、子供に勉強させる?

フリースクールを運営していて、心理学や教育学、現在の学校にまつわる問題についてよく勉強しているお母さんと話をする機会がたくさんありました。彼女たちは、自らの子供が不登校やひきこもりになっているためか、いろんな本を読んでいます。一般的ないわゆる「常識」から離れて自分の意見を持っており、いざという時には学校に毅然と対峙する気概をもっています。逆に、普段からあまり本を読んでいない大人は、自分の周りの常識以外の知識が入ってこないので、これまでのやり方や周りがやっていることに流される傾向があるのではないでしょうか。例えば、9月に入って子供が学校に行き渋ったりすると、それは非常識!ということで、パニックになる親御さんは少なくないと思います。しかし、日本中を見渡すと、不登校生なんて、文字通りゴマンといますし、行政のサポート体制もかなり整っています。都会ではフリースクールもかなりあります。
普段から小学生に英語を教えていますが、英語を全く勉強してこなかった親御さんに限って、自分の子供に英語を学ぶよう圧力をかけたり、早くから英検を受けさせようとプレッシャーをかけたりする傾向があるように思えます。「これからは英語ぐらいは…」と思う親御さんの気持ちも分からないではないですが、「じゃあ、まずお母さんも一緒にNew Horizon①をやりましょう」と言うと、即座にNo!という言葉が返ってきて面白いです。曰く、「英語できないことが子供にバレるのが怖い」からだそうです。

まさに、大人自ら学ぶことで、自分の視野が広がる上に、子供は大人が勉強している姿を見ます。他の人がやっていることに流されず、自分の生き方や意見を持つには普段の学びが大切です。それは学校の勉強に限らず、読書をしたり新聞を読んだりすることも含まれます。例えば、福井新聞を毎日読むだけでも、今の学校は問題山積ということが容易に理解できます。

大人から「勉強しなさい!」と言われている中高生は多いでしょう。「私が親になったら、あんな風にはならないわ」と思っている中高生は多いでしょう。中高生の皆さん、もし学ぶことをやめてしまったら、あなた達も将来高い確率でああなりますよ、と言いたくなる今日このごろです。

2017年9月5日