ついに福井県でも起きてしまった(2017年10月29日)
平和な田舎町でついに子供【中学生)の自殺が起きてしまいました。実は、3月に既に自殺していたのですが、今月になって「なぜその中学生が自殺したのか」に関する調査報告書がでました。世間を賑わせたのが、これは生徒同士のいじめ、ではなく、教員による「指導死」が原因だったことでした。報道されている限りでは、体罰めいたものは感じられません。私が中学の頃から少しずつ「体罰はいけない」という空気が形成されていきましたが、教師が特定の生徒を、特に人前で、怒鳴る・威嚇するという行為は依然として続いていました。学校外では、権力のあるものが、弱い立場にいる人を言葉や行為で威嚇することを「パワハラ」というのですが、学校内では、それは「指導」という名の下に容認されていたわけです。
時に、子供を指導していくことは難しいものがあります。教師に向かって挑発的な行為を取る子供もいます。それに対して教師側は力づくでそれを押さえ込もうとしてきました。そして、それは少なくとも効果はあるのです。例えば、宿題をしてこない生徒に対して、怒鳴ってやらせようとする、みたいな行為は、短期的に効果を発揮します。しかし、それは生徒たちへ精神的に大きなダメージとなり、下手をすると何十年経っても覚えていたりもするのです。
これからは、怒鳴るといった行為も禁止の流れになっていくでしょう。過激な指導が原因で子供が自殺してしまう、という行為は毎年どこかの県で起きていますし、全国ニュースでしばしば取り上げられます。その都度福井県では今回の「池田町事件」が思い起こされ、学校側も態度を改めて行くでしょう。県内でもトップクラスの「ブラック企業」と呼ばれる公立学校は、今まさに天に試されようとしています。学校の教師は人を評価する人たちでしたが、これからは今以上に評価される立場に立たされるでしょう。そして、毎月学校に関するいろんな事件を耳にするうちに、親が子どもたちに、「学校は危ない所だから、気をつけなさい」と言う日も来るのでしょうか。案外、その日はそう遠くなさそうです。